ICPC 2019 Asia Yokohama Regional
ABC3完で45位/学内2位,選抜順位だと32位でしょうか.よくわかっていません.とりあえずアジアには進めそうです.裏目標の「ホスト枠を自チームで潰さない」が達成できたので良かったです. チーム 「chmod rw-rw—x」は学科同期3人のチームでした.あえてIDで書きます. ChiyosBigDragon morio__ daruma3 構文解析と幾何だけは担当がありますが,それ以外は適当です. 作戦 練習会や模擬国内を経験して,本番は次のようなフローで臨みました. 印刷タスク + A(考察実装:もりを) B と C の実装の軽いほう(考察実装:ぼく) (B or C) と D の実装の軽いほう(考察:だるまともりを,実装:もりを) … Cまでは自明問(実装は知らない)が出ると仮定して,3完早解き(+1,2完)を狙っています.学内の状況を考えると4完で確定ラインなのですが,4完前提の立ち回りをして壊滅すると不味いので,3完まで確実に潰し累積ペナルティを減らしに行きます.学内上位ならば最悪†ホスト校†で拾ってくれるので,悪い作戦ではないように見えますが,これを考える人の性格は悪そうです. 本番 始まると同時にもりをが印刷タスクを投げます.学内の印刷機にはログインをしなければいけないのですが,ログインすると既にタスクが上がっていて流石でした.今年は印刷機が遠かったので歩きながら問題に目を通すと,Bの実装が無なことに気付きます.だるまにAの次がBであることを伝え,代わりにCをやってもらいます.FAのプロもりをにかかれば,Aは扇風機の前のガリガリ君レベルで溶けてしまうので,わずかな待機時間でできるだけ問題や入力を頭に叩き込みました. Bは空文字以外ユニークが強すぎる.mapで文字ごとに座標を記録しておけば,各回の操作回数はマンハッタン距離 $+1$ です.ほとんどミスなしでしたがFAとはなりませんでした.高級寿司店で損をする人間なので妥当な結果です.2完. Cの考察が不十分らしいので,問題概要を聞いて考察に参加します.$3^n$ で重さを列挙すること,必要な分銅をmapで持つことまで方針を固めたところで実装に移りました.割と非自明だったのでペアプロです.途中まで良かったのですが肝心の答えが合いません.やっぱり考察と実装は分けるべきですね.手動解とエラー出力を突き合わせながらデバッグをすると,手持ちの分銅でどうにかなる薬を除去していないことに気付きます.ここで解法が確信に変わったので後のデバッグはサンプルが合うようにエスパーで修正していきます.完成したところで本入力を食わせると中々に時間がかかっていてビビりますが,ICPCはこんなものという印象があるのでそのまま提出します.3完. ここでいったん順位表を見ます.正直,Cに時間をかけすぎたと思っていたので,学内1位を確認したときにはかなり安心しました.他の問題に目を通すと, D : セグ木みたいな操作しそう E : $5! \times 8^5$ をやるだけ?実装が重すぎる F : 操作してできるグラフが $O(2^n)$ ないか? G : $10^{18}$ の構文解析はもはやトラウマと言っても良い という印象.Eはやるだけですが,順位表から嫌な雰囲気が出ていたのでDを解くことに. この後,2時間ぐらい椅子を温めます.Dで区間DPを実装しますが合いません.考察が間違っています.ここでEに切り替えることができれば4完だったかもしれませんが,謎の自信でデバッグをしていきます.切り替えたいがEを実装する時間はないみたいな状況になって終了.だるまがEを詰めてくれていたのに申し訳ない気持ち. おわり 最終盤で学内2位に落ちてからお祈りモードでした.終わってみると通常の選抜枠で抜けていますが,若干の不完全燃焼感があります.裏目標は上で述べたとおりですが,表目標は「ボーダーが発生しない完答数で通過」でした.今回だと4完以上です.アジア予選までは時間があるので精進を頑張ろうと思います.大学から支援が出るとか出ないとか(多分出ないけど)の話があるので国外も視野に入れています.ワクワクコンテストとか出てみたいですね.