11⁄16-11⁄17のICPC 2019 Asia Yokohama Regionalに参加しました.ABH3完で49位です.弊チームのICPC2019はこれで終わりです.
当日まで
国内予選が終わってからは謎の満足感で(個人では)精進量が落ちていた気がします.チームとしては英語の練習としてSRMを埋めたり,JAG夏合宿に参加して絶望したり,PG Battleで爆死したり,チームメイトが失恋したりとなかなかに賑やかでした.直前は大学が(自主)休講であることが多く,生活リズムもなにもなかったです.
1日目
寝坊の不安を吹き飛ばす早起きをしてしまい,手持ち無沙汰が発生しました.早めに設定した集合時間から30分早く到着します.大学生なのに….仕方ないので待っている間は通行人 == 競プロer ? "Yes" : "No"
をしていました.9割方的中していたと思います1.ほどなくして3人集合し会場に向かいます.入場時に何か(おそらく「所属」)を訊ねる英語が全く聞き取れず,危うく登録WAするところでした.チームメイト最高!
Practice
実は3人ともUSキーボード初体験でした.JISでも記号はあやふやだしそこまで影響はないと高をくくっていましたが,意外と体がJISを覚えていて厄介でした.Enter
,+/=
,"
,[]
あたりは要注意です.
Enterキー小さくない?
— もりを (@morio_prog) November 16, 2019
ッターンって押したらバックスラッシュでてきてキレた
事前にCLionを使おうという話をしていたので操作を確認します.やっているとCMakeLists.txt
とか色々面倒なことが判り,途中からひたすらスクリプトを書いていました.とはいえ普段書いてないので全くわからず一向に進みません.そうこうしていると,スタッフから「お前ら1ACもないけど…」みたいな目線を向けられはじめたので申し訳程度にABをACします.Cは直前の練習会で出ていたのに相方が2人とも初見で笑ってしまいました.同時に,AOJだとダメなエラー出力は残しても良いのか(残して良い),MLEは何で代替されるのか(RE)などを確認しました.結局スクリプト作成は持ち帰りです.
Team Introduction
スライドを見せながら前で喋るイベントです.ネタに振るチームがあったり側宙するチームがあったりと,かなり盛り上がりました.スライドは事前に提出する必要があるのですが,過去大会を調べてもスライドが全然出て来ないので不安でした.来年初参加のチームのために置いておきます.
チーム紹介(小冊子に載るやつ)
その後
終わってからチームで中華街に行きました.お金がないのでメインから1本入ったところのお店でしたが,美味しくて満足でした.自分は家が遠いので,解散した後は近くのカプセルホテルに1泊しました.交通費宿泊費が出るのはありがたいですね.
2日目
早めに入場しますが,Don’t touchなものが多過ぎてすぐに準備が終わってしまいます.のんびりしていると5分前にスタートする旨のアナウンスが流れ2会場がざわつく中,本当に始まりました.弊の委員長が…ゴメン…
Contest
開始直後,パスワードの入った封筒を開けると…
— もりを (@morio_prog) November 17, 2019
事前の打ち合わせから自分が環境設定をすることになっていたのでします.どこかの参加記で見た,昨日試していないwget
を使い失敗3するなどアクシデントはありましたがなんとか設定を終え,Aのもりをに引き継ぎます.
Bの概要をだるまから聞き考察開始.始点を決めて貪欲で間に合うかな?と思っていると,Aがバグったらしいので交代.周りにBの風船が浮いてきて「これそんなに早く書けないだろ…」と愚痴をこぼしていると,案の定反例が見つかり振り出しに.1問も解けないまま,ここまでで1時間かかっており暗雲立ち込めます.ここでAの概要を初めて(!???)聞くと,先に制約を満たすように変形すれば後は3進数の要領であることに気づいて指摘.AをAC(1:27).終わると逆に,Bは区間の積集合であることを指摘され,BをAC(2:15).結局2人の問題の相性が悪いだけという…
続いてHに取り掛かります.自分は構文解析担当なのでこれを投げられましたが,BNFもないのに構文解析などと言い出すと途端に担当範囲が増えるのでNG.とはいえそこまで難しそうには見えなかったので解くことに.結局,閉じられ待ちの左括弧の位置と,連続する閉じ括弧の個数を記録しながら見れば良いことに気づき実装へ.なかなかにスパゲッティなコードで実装を終えるとWAが出ます.コーナーを一つ一つ潰していくと,()()…()
のケースでオーバーフローが出ていることが発覚,3回目の提出でAC(3:38).
この後は全員でEに取り組みます.もりをが思いついていたようでしたが,疲れなのかいまいちピンと来ず.放心状態で実装画面を眺めていると終了のアナウンスが流れました.
表彰,懇親会
会場を移動し,表彰式へ.講評を聞いていると,Gの解法が好きなタイプだったのでちゃんと考察していればという気持ちに.正直なところかなり眠かったですが,生Yes/Noは楽しめました.日本のYes/Noちょっと早くない?
懇親会では主に巡回企業ブース問題4に取り組み,荷物が行きの倍になりました.
おわり
当初は,WFの見込みもないしお祭りを楽しむ気持ちでいたのですが,いざ終わって順位が付くとなんだか悔しいですね.不調だったとかそういうわけではなく,尤も順当な結果なのですが,実力を付けていればICPCをもっと楽しめたのになという感じです.反省点を挙げるならば,チームとしての動き(問題の伝達相談とか)が洗練されてなかったですかね.幸いにも我々はB3なので,今回の反省を来年以降につなげて,企業賞とか,欲を言えばWF争いとかできると……いいね!
弊チームのICPC2019は終了しましたが,慶應からはLesages@台北,choKOdai@マニラが残っています.頑張ってきてね!!!